2020.04.21 【電源用部品/EMCノイズ対策部品特集】双信電機 ノイズフィルタ「NF3000C-SFEシリーズ」

ノイズフィルタ「NF3000C-SFEシリーズ」

 双信電機は、ノイズフィルタ、パワーコンデンサの販売からノイズ測定施設による測定サービスまで、ノイズ対策のトータルソリューションを提供する。

 ノイズフィルタでは、各種製造装置から工作機械など産業機器分野で汎用的に使用できる三相用小型、低背ノイズフィルタ「NF3000C-SFEシリーズ」を開発した。

 新製品は、定格電流が30Aと60Aの2モデル。体積は30Aモデルで従来品に比べて20%小型化するなど、同社従来の低背型ノイズフィルタよりも、さらに小型化と低背化を達成した。

 ねじアップ端子によるねじ脱落防止機能の追加もオプション対応。さらに最適化のための回路定数変更が可能。

 パワーフィルムコンデンサは、高電圧、大電流、長寿命、静電容量温度変化が少ないなどの特徴を備えた平滑用、共振用、スナバ用、EMC対策用を用意した。

 一方、電磁波ノイズの測定、診断、対策の事業を展開。EMC規格適合試験は、浅間テストサイトに10メートル法電波暗室、シールドルームを完備し、各種EMC試験に対応。EMC技術部門との連携による対策提案および技術スタッフによる測定・診断、対策・アドバイスを提供する。

 移動診断車による出張EMC試験を行うオンサイトテストでは、大阪オンサイトをはじめ、長野、名古屋を含めた移動診断車がチームを結成。重量物をはじめ、移動ができない機器、装置の試験を全国に出向き現地で対応可能だ。

 さらに4月から半導体製造装⁣䀃吁けSEMI F47およびオンサイト電圧ディップ試験を開始。サグシミュレータ導入によりオンサイトでの対応を可能にした。SEMI F47は半導体プロセス装置の電圧サグ要求の規格。

 単相、三相三線、三相四線入力および定格480V/200Aの機器まで対応可能。試験および報告書作成、提出まで対応する。

 電圧ディップ試験はIEC/EN61000-4-11、IEC/EN61000-4-34の要求規格。単相、三相三線、三相四線入力および定格480V/200Aの機器まで対応できる。