2024.04.22 23年度白物家電 出荷額が2年ぶり前年割れ ドラム式は過去最高、JEMA

白物家電の国内出荷額の推移

ドラム式洗濯乾燥機は過去最高の出荷台数を更新ドラム式洗濯乾燥機は過去最高の出荷台数を更新

 日本電機工業会(JEMA)が22日発表した2023年度(23年4月~24年3月)の白物家電の国内出荷金額は、前年度比2.4%減の2兆5245億円と2年ぶりのマイナスとなった。新型コロナウイルス感染症の拡大が落ち着き、外出機会が戻ったことで旅行などのサービス関連に消費が移行したことや、物価高騰による節約志向が強まったことが影響した。

 製品別の出荷台数では、ルームエアコンが同4.0%減の877万5000台と3年連続マイナスで、7年ぶりに900万台を割った。23年夏は猛暑だったが、前年が高水準だったため反動を受けた。

 洗濯機は同3.3%減の415万台で3年連続前年割れとなったが、ドラム式洗濯乾燥機は同1.9%増の95万9000台と伸び、4年連続で過去最高の出荷台数を更新した。

 製品単価が上昇傾向にあるため、全体としては直近10年平均の2兆4128億円を上回る水準は維持した。

(23日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)