電通総研は26日、UI・UXデザインのミツエーリンクス（東京都新宿区）を買収し、完全子会社化したと発表した。買収額は84億1900万円。

　電通総研がUI・UXデザインを主力事業とする企業を完全子会社化するのは初めて。ミツエーリンクスは、製造業や金融業などで、年間100件以上のサイト構築実績を持つ。

　電通総研は、電通国際情報サービスから1月1日に社名を変更するとともに、新たなブランドロゴを制定した。同時に、コンサルティング事業を展開するグループ会社を統合。2030年には、グループ売上高3000億円規模を計画している。

　電通総研の岩本浩久社長は「当社グループとミツエーリンクスの事業シナジーを最大限に発揮し、企業価値の向上につなげられるようにしたい」と話している。