日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)は23日、都内で第54回定時総会および懇親会を開催した。この定時総会では会長などの改選が行われ、新会長にはJVCケンウッドの鈴木昭取締役が選出された。

　鈴木新会長は、懇親会でのあいさつで、「わが国ではアマチュア無線人口の減少が課題だが、JAIAは一致団結して協力しあい、この困難な時期を乗り越えたい。すでにアマチュア無線機器の一部規格の統一化などについて、JAIAで検討するなど協力体制を強化している。また、JAIA創立50周年記念としてJAIAのロゴを一新した。新しいロゴは清廉な青を基調とした文字に力強いオレンジ色で電波が表現されている。アマチュア無線が青少年の健全な趣味として引き続き楽しまれるようにとの願いを込めたものだ」と語った。

　来賓としてあいさつした森田耕司日本アマチュア無線連盟(JARL)会長は、「アマチュア無線の普及拡大のため、昨年よりJAIA、JARD(日本アマチュア無線振興協会)、JARLなどがアマチュア無線の若年層への普及の方策を協議している。引き続きJAIA 会員の皆様のご協力をたまわりたい」と述べた。