2024.06.11 【ルームエアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX(Rシリーズ)」 安定運転時に節電 設定温度到達時に消費電力を20%低減

「うるさらX」

 ダイキン工業は、最新型プレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」の提案を強める。高まる省エネニーズに応え、設定温度に到達した後、エアコン運転の多くを占める安定運転時の消費電力量を約2割減らすなど、最新の制御技術を採り入れている。

 最新「うるさらX」の安定運転時の省エネでは、不快にならない室温変化による節電運転を行う「節電自動」モードを新たに搭載した。

 エアコンは起動後、設定温度に到達すると消費電力を抑えた安定運転で室温を維持する。この安定運転はエアコン運転時間全体の約8割を占めるため、ここでの消費電力低減を図った。

 節電自動は、安定運転時の消費電力低減を優先した考え方を取り入れており、圧縮機の動きを20%抑制する。節電自動で運転すると、冷房、暖房ともに20%消費電力を低減できる。

 また、2027年度の新しい省エネ基準をクリアするため、7.1kW以上の大型タイプ向けに専用の圧縮機を開発。冷媒ガスの圧縮ロスを削減した高効率な構造と、従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用した圧縮機で、23~26畳相当で基準をクリアした。

 また、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」を使用すると、スマホを使って外出先やエアコンが設置されていない部屋からでもエアコンの運転操作ができる。

 スマホの位置情報を示すGPSと運転設定を連動させる「おでかけ切り忘れ通知」と「おかえり運転」をアプリに新しく追加した。

 おでかけ切り忘れ通知では、エアコンの運転中にスマホに設定している自宅の周辺から離れると、アプリに切り忘れを通知、必要なら遠隔で運転停止できる。

 これら節電機能と従来の湿度コントロール、換気機能で快適な空気環境をつくる。