2020.05.26 「CEATEC2020」、通常開催を中止 オンラインで開催 10月20-23日

 ソサエティ5.0(超スマート社会)の実現を目指す総合展示会「CEATEC」を主催するCEATEC実施協議会は25日、10月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で予定していた「CEATEC2020」の通常開催を中止し、オンラインで開催すると発表した。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けたもので、安全を最優先にした。会期は10月20-23日の4日間。会期以降もオンデマンドでの展開を予定している。詳細は6月以降、順次発表する。

 CEATECはここ数年、電機やICT業界をはじめ、あらゆる産業やスタートアップ企業などが連携して超スマート社会の実現を目指した提案を行ってきた。

 クラウドコンピューティング、AI(人工知能)、IoTといった最新のデジタル技術を活用しながら近未来の社会を描き、前回は787社/団体(前年比8・6%増)が出展。2122小間(同18.8%増)で開かれた。

 昨年は台風19号の影響を受けたものの4日間で14万4491人が来場するなど、幅広い業界から注目されている。

 今回は20年間にわたり幕張メッセで開いてきたCEATECとは別の新たな取り組みと位置付け、〝ニューノーマル〟をキーワードにオンラインならではの企画を行う計画だ。

 イベント名称を「CEATEC2020 ONLINE」とし、「CEATEC-Toward Society5.0 with the New Normal(ニューノーマル社会とともに歩むCEATEC)」をスローガンに掲げる。