関西ケーズデンキは10日、ケーズデンキ西成店（大阪市西成区）をオープンした。豊富なアイテム数と親切な接客で地元住民に必要とされる店を目指す。

　同店は、JR今宮駅から徒歩10分程度の府道41号沿いに立地。西成区全域を捉えつつ、浪速区や大正区、阿倍野区など周辺の区からの来店も狙う。大阪市内のケーズデンキは、同店を含め3店舗。同店が出店したことで、大阪市内での認知度を高めていく。

　同店は、社員やパート、アルバイトを含め約30人の従業員で運営する。面積約4132平方メートルの広い売り場を生かした取り扱いアイテム数の多さが強みだ。エアコンや冷蔵庫などの白物家電やテレビなどの映像関連商品、調理家電などを揃える。 　

　近隣にエディオンや上新電機が店舗を構える中、同社執行役員の武田志郎店長は「商品を選ぶ際に、量の多さが武器になってくる」と力を込める。売り場では体感を重視した展示を行っている。テレビ売り場は絨毯を敷き、ソファを置くことで実際に家にいるかのような空間を再現している。 　

　オープン当日は、朝から100人以上が並んだ。自転車での来店が多く、146台停めることのできる駐車場の一部を自転車用に開放し対応した。冷蔵庫やエアコンなどの大型商品を中心に販売が好調だった。武田店長は「オープン前から『楽しみにしている』という地元の方の声が多かった。配布したチラシの効果もあり盛況だ」と手応えを語った。

（15日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）