2025.08.04 KDDIの4~6月連結 モバイル収入好調で増収

 KDDIの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比3.4%増の1兆4363億円、営業利益は同1.6%減の2725億円、純利益は同3.3%減の1711億円となった。金融やIoTなど新規領域の成長で増収となったが、一過性を含む販促費の増加などが利益を圧迫した。

 本業の携帯電話事業などパーソナルセグメントは、新料金プランが好発進しモバイル収入は23億円の増収。松田浩路社長CEOは「サービス改定によりauとUQモバイルのマルチブランド再設計したことが奏功した」と述べ、下期はさらに飛躍する見通しを示した。

 注力領域の金融は、au PAY ゴールドカードの会員が前年同期比28.9%増の161万人と順調に拡大した。

 DXを含むビジネスセグメントは、セキュリティーとIoTが伸び、営業利益は同5.4%増となった。

 通期業績予想は据え置いた。