2025.08.05 日本CMKの4~6月連結 減収減益
日本シイエムケイの2026年3月期第1四半期(25年4~6月期)連結決算は、売上高が前年同期比0.4%減の227億7900万円、営業利益は同78.6%減の1億6000万円、純利益は同94.4%減の8000万円だった。
セグメント別にみると日本の売上高は同2.1%増の137億5300万円、セグメント利益は同72.6%減の1億5800万円。自動車販売台数の増加で主力の車載向けが伸びたが、プロダクトミックスの変化で高付加価値製品が減少し減益。
中国の売上高は同11.0%減の40億500万円、セグメント利益は同913.9%の増益で3億9500万円。中国市場で自動車メーカーは一部を除き厳しい販売状況が続く。前年度の生産設備合理化やその他生産性向上が寄与し増益だった。
東南アジアの売上高は同5.3%増の40億4200万円。セグメント損益は3億9900万円の赤字に転じた。欧州市場停滞で外資主要顧客への車載向け販売が減少したが家電販売は増加。タイ工場の生産能力拡大に合わせたシステム更新の過程で生産が遅れ、新工場稼働に向けた人件費増も影響した。
欧米の売上高は同7.5%減の9億7700万円。セグメント利益は同52.6%増の6300万円。欧州の自動車販売台数減が影響したが物流コスト圧縮などで増益だった。
通期連結業績予想は据え置いた。