2025.08.05 ミネベアミツミの4~6月連結 売上高が過去最高
ミネベアミツミの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比3.2%増の3669億2500万円、営業利益同7.8%減の174億3200万円、税引前利益同14.5%減の155億8900万円、純利益同17.2%減の108億8900万円となった。
為替影響を受けたものの売上高、営業利益ともに当初の計画を上回り、売上高は1Qとして過去最高を更新した。特にデータセンター向けが好調だった。自動車向けも堅調を維持し、米国関税影響は限定的だった。
事業別売上高は、プレシジョンテクノロジー事業は、ボールベアリングがデータセンターや航空機向けで増加し、ロッドエンドベアリングも航空機関連の需要が増加したことで、同3.4%増の648億1500万円。モーター・ライティング&センシング事業は、電池モジュールの需要増により、同1.7%増の1051億3300万円。セミコンダクタ&エレクトロニクス事業は、機構部品の販売増などにより、同9.6%増の1172億1000万円。アクセスソリューションズ事業は、自動車生産の減少により、同3.2%減の788億9900万円。
同社では2Q(7~9月)も好調の継続を見込むが、為替動向や米相互関税動向など外部環境動向を注視していく計画。
通期連結業績予想は、今年5月時点でベースシナリオとリスクシナリオを提示していたが、今回、リスクシナリオの売上高、利益予想をそれぞれ増額修正した。