2025.08.06 ヨコオの4~6月連結 増収減益
ヨコオの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比0.6%増の210億400万円、営業利益同30.5%減の7億3400万円、経常利益同84.6%減の3億1100万円、純利益同81.5%減の3億2000万円となり、売上高は微増収ながら2桁の減益となった。
売上高はVCCSおよびFC・MDセグメントが減収となったが、CTCおよびインキュベーションセンターセグメントが増収となり、微増を確保。営業損益はVCCSセグメントにおける事業行動改善費用の計上や、CTCやFC・MDセグメントでのプロダクトミックス悪化などが響いた。為替差損計上も利益を悪化させた。
セグメント別売上高は、主力のVCCSは主力製品のシャークフィンアンテナ/GPSアンテナなどの自動車メーカー向けアンテナの販売が円高の影響で海外売上高が減少し、同5.7%減。CTCはエッジAI(人工知能)関連の検査用ソケットの受注が増加したほか、半導体前工程検査用のターンキービジネス拡大などにより、同21.2%増と大きく増加した。FC・MDは微細スプリングコネクターのPOS端末向けの受注減などにより、同3.0%減となった。