2025.08.06 日本ケミコンの4~6月連結 増収・営業減益
日本ケミコンの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比5.4%増の308億8500万円、営業利益同70.7%減の1億5200万円となり、増収ながら大幅な営業減益となった。経常損益は1億8100万円の赤字、純損益は1億7500万円の赤字となった。
1Qは、車載市場、産業機器市場、ICT市場の戦略市場への拡販を進めるとともに、AI(人工知能)サーバーを代表とするデータセンターなどの市場へ注力し、高付加価値品を中心に生産能力増強、生産体制の合理化や省人化などに努めてきたが、関税問題により車載市場は不透明感が増大し、産業機器市場も本格回復には至らなかった。為替の円高推移も利益の押し下げ要因となった。
通期の連結業績は、大幅な増収営業増益とする従来予想を据え置いた。