2025.08.06 NTTの4~6月連結 モバイル収入落ち込み減益
NTTの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高(営業収益)が前年同期比0.7%増の3兆2620億円、営業利益同7.0%減の4052億円、純利益同5.3%減の2597億円だった。
売上高は過去最高を記録したものの、ドコモのモバイル通信サービス収入減に加え、顧客基盤強化やモバイルネットワーク品質向上に向けた施策の展開などで利益が減少した。島田明社長は「コスト削減や法人ビジネスの拡大などで計画達成に向けて取り組んでいきたい」と話した。
総合ICT事業は、通信サービス収入減はあったものの金融や法人事業が伸び増収を確保したが、顧客基盤強化やネットワーク品質の向上に向けた施策展開により減益となった。
グローバル・ソリューション事業は、国内のデジタル化需要の取り込みに加え、為替影響が約500億円のマイナスに働き売上高、利益とも微減となった。
地域通信事業は、既存事業は苦戦が続くものの法人や光ビジネス収入が増え増収増益。
不動産・エネルギー等は、NTTアーバンソリューションズのデータセンターエンジニアリングの拡大などで増収増益となった。
通期業績予想は据え置いた。