2025.08.06 立花エレテックの4~6月連結 減収減益
立花エレテックの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比6.9%減の481億5700万円、営業利益同26.7%減の10億800万円、経常利益同47.5%減の10億7200万円、純利益同46.3%減の7億2200万円となった。
FAシステム事業は減収減益。産業機械分野で、自動化設備が伸長。産業デバイスコンポーネント分野で、情報通信機器の販売が伸長。一方、設備投資の低迷により制御機器が苦戦。また、前年同期にあった鉄鋼プラント向け大型設備の案件が大幅に減少した。
半導体デバイス事業は減収減益。半導体分野でパワーモジュール、メモリーなどが伸長したが、国内外ともに顧客の需要見極めを含む発注調整の影響を受け調整局面が継続。電子デバイス分野で、液晶、イメージセンサ-は伸長したが、コネクターやSSDは減少した。
施設事業は減収増益。酷暑の影響でルームエアコン、LED照明が伸長。また、データセンター向け特高受配電設備が売り上げに貢献。その他はMMS分野で、主力の立体駐車場向けの部材は堅調。EMS分野で、電子部品の安定供給が可能となり、家電向け液晶基板ビジネスなどが好調だった。
通期連結業績予想は前回発表した数値からの変更はない。