2025.08.07 デンカの4~6月連結 純利益2.2倍
デンカの2026年3月期第1四半期(25年4~6月期)連結決算は、売上高が前年同期比1.2%減の940億6700万円、営業利益同51.2%減の23億200万円、純利益同122.2%増の50億100万円。大船工場の工場用地の譲渡益が寄与した。
電子・先端プロダクツ部門の売上高は同7.9%増の236億1100万円、営業利益は同9.3%増の24億6700万円。球状シリカは生成人工知能(AI)用半導体向け需要拡大で増収。球状アルミナも堅調。炭素材料アセチレンブラックは電動車(xEV)向けが振るわないが高圧ケーブル向けが伸び増収。高信頼性放熱プレート「アルシンク」は電鉄向け需要の回復や直流送電向け需要増で増収だった。
ライフイノベーション部門の売上高は同15.6%減の65億8500万円、営業利益は同87.1%減の2億2100万円。
エラストマー・インフラソリューション部門の売上高は同11.6%減の258億300万円、営業損失は13億9500万円と赤字幅を広げた。
ポリマーソリューション部門の売上高は同3.7%増の337億9500万円、営業利益は同59.6%増の4億円だった。
その他部門の売上高は同13.4%増の42億7100万円、営業利益は同1.8%増の5億9000万円。
通期連結業績予想は据え置いた。