2025.08.07 フォスター電機の4~6月連結 営業利益31%増
フォスター電機の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比1.4%増の321億3600万円、営業利益同30.8%増の17億6700万円、純利益同34.5%増の14億8700万円だった。
スピーカ事業は売上高が同3.8%増の266億1400万円で営業利益は同26.1%増の15億5900万円。オーディオブランドを有するTier1車載部品メーカー向けブランデッド製品と、プレミアムレベルの製品にフォーカスした販売戦略で増収。利益率の高い製品販売が増え増益となった。
モバイルオーディオ事業の売上高は同17.8%減の31億2500万円、営業利益は同8.0%減の20億100万円。民生用アクチュエーターや主要顧客向けイヤホン・イヤホンドライバーの販売が計画を上回る出荷だったが、車載用ヘッドホンやその他顧客への販売が伸び悩んだ。
小型音響部品事業や「フォステクス」ブランドの製品を含むその他事業は売上高が同6.3%増の23億9500万円、営業損益は600万円の黒字に転じた。接近通報音スピーカの販売が堅調。構造改革の効果で利益体質の強化も進んだとする。
通期予想は据え置いた。