2025.08.07 加賀電子の4~6月連結 営業利益17%増
加賀電子の2026年3月期第1四半期(25年4~6月期)連結決算は、売上高が前年同期比7.3%増の1380億8600万円、営業利益同16.8%増の64億8400万円、純利益同11.8%増の46億1400万円となった。
電子部品事業の売上高は同4.6%増の1164億5600万円、セグメント利益は同2.4%減の42億2700万円。部品販売は前年並みかつ傘下の加賀FEIの販売ミックス悪化や訴訟費用などで減益。電子機器製造受託(EMS)は空調機器向けが回復し医療機器、産業機器向けが好調で増収増益。
情報機器事業の売上高は同14.2%増の121億1600万円、セグメント利益は同28.5%増の8億2100万円。パソコン(PC)販売は教育機関向けが新入学生の需要期で好調。量販店向けも主要メーカーのラインアップ拡充で堅調。セキュリティーソフト販売も好調が続く。
ソフトウェア事業の売上高は同6.3%減の5億9100万円、セグメント損益は4200万円の赤字。
その他事業の売上高は同46.8%増の89億2100万円、セグメント利益は同195.3%増の13億6200万円。国内、米国向けアミューズメント機器販売が好調。PC・周辺機器リサイクルも堅調。
通期予想は売上高を前期比4.8%増の5740億円、営業利益を同1.7%増の240億円、純利益を同41.7%増の242億円とした。それぞれ前回予想比8.3%、4.3%、46.7%上方修正。協栄産業連結子会社化を反映し負ののれん発生益72億円を織り込む。