2025.08.08 オリンパスの4~6月連結 減収減益

 オリンパスの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比12.1%減の2065億1200万円、営業利益同39.6%減の165億9700万円、四半期利益同38.3%減の89億9100万円となった。

 アジア・オセアニアを除く主要地域で減収。新製品発売前の買い控えも影響。研究開発費などの販管費も増加した。

 事業別の実績では、消化器内視鏡ソリューションの売上高が同12.9%減の1390億2300万円、営業利益が同48.4%減の181億4100万円。

 サージカルインターベンションの売上高は同10.2%減の674億2800万円、営業損失として18億5600万円を計上した。

 ボブ・ホワイト社長兼CEOは「スローなスタートとなった。第2四半期以降の見通しでは米国で新製品の投入により好調な推移を期待する。一方、先日のFDA(米食品医薬品局)による輸入警告、中国や日本の一部における低迷を考慮し、通期の見通しを修正した」と説明した。

 連結業績予想を下方修正。通期で売上高9980億円、営業利益1360億円、当期利益940億円を見込む。