東芝エルイートレーディングは、オーディオブランド「AUREX」の新製品としてテレビ用スピーカー「AX-WST21」と、業界初となる増設用子機「AX-WST1EX」を発売した。価格はオープン。

　子機を増設できるブロードキャスト機能を搭載し、1台の送信機から本体と増設用子機に同じテレビ音声を同時に送信。リビングやキッチンなど異なる場所にいてもクリアな音声を楽しめる。

　人の声の強弱を調整できる「声くっきり」機能を搭載。ニュース番組など背景音が少なく、しっかり人の声を聴きたい場合は「大」、適度に背景音があるドラマなどには「小」、音楽番組を楽しみたいときには「切」など、用途に合わせて調整ができる。

　充電台と送信機が別になっているため、手元で使用しながら充電ができるほか、ハンドル付きのコンパクトデザインで手軽に持ち運ぶことができる。

　最大出力4Wの高出力、大口径のステレオスピーカーを採用。ボリュームを上げても音割れが生じにくく、大音量でも心地よい音質で楽しむことができる。本体は防滴仕様（IPX2相当）。

　付属の音声ケーブルをテレビと送信機につなぐだけで簡単に接続できる。イヤホンをつなげて、周囲を気にせずテレビ音声を楽しむこともできる。

　高齢化社会を背景に、テレビ音声に関して悩みを抱えているユーザーは多く、「ドラマのせりふが聞こえにくい」「音量を上げても聴こえにくい」などの事例があるほか、「洗い物、料理をしていると音声が聞こえにくい」などの要望に応えた。