2025.08.29 【ソリューションプロバイダー特集】Dynabook 覚道清文社長兼CEO
ノートPC高い満足度
ソリューション強化へ四つの柱
国内のパソコン(PC)市場は、ウィンドウズ11への買い替え需要もあり、好調に推移している。2025年第1四半期の国内出荷台数は、ノートPC全体で前年同期比約60%増、うちモバイルノートPCは倍増している。GIGAスクールも順調だ。下期以降も、生成AI需要の本格化もあり、好材料がそろっている。
当社の24年度の業績は、過去最高の売り上げとなる前期比42%増の2500億円を記録した。ノートPCは約20%のトップシェアを維持している。また、顧客満足度調査でも高い評価を得ている。
25年度も、好調な市場環境を背景に、過去最高水準の売り上げを目指している。ウィンドウズ11への買い替え需要は、今後は中小事業者の需要が拡大する。
PCは、セルフ交換バッテリーを採用し、使い勝手を向上させたノートPC「X CHANGER」シリーズが好評だ。ゆとりある14.0型の大画面、縦に広い16:10の画面比率で、表計算ソフトやウェブ閲覧などラインアップを拡充している。今後、若年層をターゲットにした商品戦略なども強化する。
GIGAスクールは、25年度で年間700万台の需要が見込まれていたが、26年度に需要がずれ込む見通しだ。「Dynabook Chromebook C70」を投入し好評だ。クロームは、セキュリティーの面からも、学校現場でのシェアも高い。新製品は、教育現場で望まれる堅ろう性と使いやすさを備えている。今後、新モデルの開発なども検討していく。
ソリューションの強化を図っている。現在、四つの柱を据え、サービスの拡充を図っている。一つは、XRグラスソリューションで、透過型XRグラス、専用のXRコントローラーの受注を開始した。両眼透過型で、製造、物流、医療などの現場のDXを支援するとともに、PCとの組み合わせでオフィスの効率化を実現する。
生成AIソリューションでは、「生成AI導入支援サービス」の提供をスタートした。企業の業務の効率化や生産性の向上などを、伴走支援していく。
通信型ドライブレコーダーとクラウドデータ管理のテレマティクスソリューション、PC運用/LCM(ライフサイクルマネジメント)ソリューションでは、4月にDynabook西日本LCMセンターを新たに設立し、サービス強化を図っている。LCMなどのソリューションも、AIと連動させ、一段とサービスを向上させる。
「コンピューティングとサービスを通じて世界を変える」という企業ビジョンの下、AIと先進デバイスを活用したソリューションに注力していく。