2025.09.02 上新電機、東京・葛飾に新店 金町エリア出店は19年ぶり

ジョーシンマークイズ葛飾かなまち店の外観

広い売り場を確保したキッズランド広い売り場を確保したキッズランド

複合商業施設「マークイズ葛飾かなまち」に出店した複合商業施設「マークイズ葛飾かなまち」に出店した

 上新電機は3日、東京都葛飾区に「ジョーシンマークイズ葛飾かなまち店」をグランドオープンする。都市開発に伴い建設された大型商業施設への出店で、高齢者から家族連れ、学生まで幅広い世代の集客を見込む。

 今回出店する「マークイズ葛飾かなまち」はJR金町駅から徒歩約7分の大型商業施設で、金町駅周辺エリアの都市開発の一環で建設された。上新の新店はマークイズ葛飾かなまちの2階に位置する。

 近隣には東京理科大学があり、施設の4階には「金町自動車教習所」もあることから学生の来店にも期待。森本貴紀店長は「ヘッドフォンやスマートフォン、タブレットなど学生の関心の高い商品の品ぞろえを充実させた」と話す。

 1キロメートル圏内には家電量販店がなく、比較的競合が少ないエリアだ。2006年には「ジョーシンピットワン金町店」が閉店。同エリアへの出店は19年ぶりとなる。

 新店はおもちゃ売り場「キッズランド」を広く確保。売り場面積2264平方メートルの約3分の1を占めるキッズランドはレジ付近に展開し、品ぞろえを充実させた。幼児向けのキャラクターグッズやゲーム機、プラモデルまでを取りそろえ、幅広い年代に対応。キッズランド専用レジも置き、家電用のレジとつなげることで柔軟な対応も可能だ。

 上新の都内への出店は、王子店(東京都北区)に続く4店舗目。東京都では省エネ家電補助事業「東京ゼロエミポイント」が実施中であることから、対象商品の品ぞろえやPOPでの訴求も行う。

 都市開発が進む金町駅周辺エリアでは、今後高層マンションの建設も予定している。旧金町自動車教習所を活用したマークイズ葛飾かなまちの増床も計画されている。森本店長は「新しい大型商業施設への出店は集客の期待度が高い。ピットワン金町店を利用していたお客さまや多くの地域の方に来店してもらい、地域に根差したお店へ発展していきたい」と展望した。

 マークイズ葛飾かなまちの駐車台数は約340台。9月30日までオープンセールを実施する。