2025.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】オランダパビリオン、淡路島に移設予定 パソナグループが自パビリオンも
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」のファサードなどを再利用する
パソナグループは、オランダパビリオンの設計・建設を担当したコンソーシアムAND BVとともに、大阪・関西万博に設置されたオランダパビリオン「A New Dawn-新たな幕開け」を、兵庫県・淡路島に移設する予定。移設予定のオランダパビリオンの使用用途については今後協議を進める。
同グループが出展しているパビリオンも、淡路島に移設予定。移転後の活用は社内で協議して決定する方針だ。
永山祐子建築設計は、TSP太陽と協業し、ウーマンズ パビリオンの組子ファサードを、2027年に横浜で開催される「2027年国際園芸博覧会」の屋内出展施設(仮)のファサードとしてリユースすることを決定。このリユースが実現すると、2020年ドバイ万博日本館から2025年大阪・関西万博ウーマンズ パビリオンに続き、2回目のリユースとなり、3カ所目の博覧会での再利用となる。
さらに、永山祐子建築設計は、パナソニックホールディングス、東邦レオとの協業により、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」のファサードをはじめ、ライトアップ演出用照明やミスト設備を、2027年国際園芸博覧会に出展する東邦レオのSTUDIO(仮称)においてリユースすることを決めている。
2027年国際園芸博覧会では、会場で整備される建築物を環境に配慮された「GREENサーキュラー建築」とし、素材の調達から建設、運用、撤去、再利用まで建築が循環するプロセスに着目した試みに積極的に取り組むことを目標としている。