2025.09.30 【業務用無線特集】アルインコ モービル・トランシーバー「DR-DPM80」が好評

モービル・トランシーバー「DR-DPM80」

 アルインコは、昨年12月に発売したUHF・351メガヘルツ帯デジタル簡易無線登録局3R/3T送受信82ch/上空用15ch受信対応の5W出力モービル・トランシーバー「DR-DPM80」が順調に推移している。ホーンスピーカーをリアパネルに接続が可能で、騒音下でも音が聞けるようにした。スリム化とIP54の防じん防水などが好評だ。

 同機は「DR-DPM60」と比較して約45%のスリム化に成功。設置スペースが限られる車などでも容易に設置できる。フロントパネルはセパレート化に対応。オプションのEDS-48を接続すれば本体とフロントを5メートル分離ができる。

 また、防じん防水機能も搭載し屋外での活用はもちろん、水の環境がある場所でも使用できる。新しい機能として市販のホーン(トランペット)スピーカーをリアパネルに接続が可能で、騒音環境下にも対応。また、マイクの音声を拡声できるほか、そのまま送信もできる「拡声器」機能を採用した。小型船舶や消防団車両のほか工場現場、工事現場などでの引き合いが多いという。

 秘話コードは3万2767通りに加えて、アルインコ独自の秘話キーを追加。49万1505通りの高セキュリティー秘話となっている。漁船同士の無線などでも重宝するという。

 ほか、新製品の超小型特定小電力トランシーバー ラペルトーク3「DJ-PX11シリーズ」も順調。特に、介護関連施設などでの活用を提案している。IP66、67防じん・耐噴流・防浸、USB充電対応、強化された筐体(きょうたい)設計。色はブラック、ブルー、レッド、シルバーの4色を用意した。

 シルバー産業向けでは、自治体などで通信インフラの投資に対し、補助金が出るケースもある。介護施設などで同機をインカムとしての活用を提案する。