2025.09.30 【業務用無線特集】JVCケンウッド 過酷な環境対応の特小機で現場支援

UBZ-BM51BT

 JVCケンウッドは、過酷な環境に対応する特定小電力トランシーバー「UBZ-BM51」と「UBZ-BM51BT」を同社の「DEMITOSS PRO」(デミトス・プロ)シリーズに加え、6月中旬から販売を開始した。

 近年、集中豪雨や猛暑日数が増加するなど、屋外環境がより過酷となっている。このような環境下での建築現場や警備などの業務に対応したプロフェッショナルコミュニケーションツールとして同シリーズを提案している。

 UBZ-BM51/BTの主な特長としてはIP67規格対応の防じん・防水性能を備え、耐衝撃・耐落下性能をアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H〈Shock〉)に準拠した堅ろうなボディーを採用。

 また、警告音を交信相手に一斉無線通報したり、本体から警告音を出して周囲に知らせたりする「エマージェンシー機能」、メインチャンネル(ch)のほかに、もう一つのch(セカンドch)の受送信がワンタッチでできる「セカンドPTT機能」、メインchとセカンドchのほかに、最大3chを待受できる「簡易スキャン機能」を搭載。

 メイン・セカンドchで送受信をしつつ、他チャンネルの状況を把握可能だ。

 また、ブルートゥース対応UBZ-BM51BTでは、ワイヤレスヘッドセット「KHS-55BT」(別売)と接続し、ヘッドセットのPTTボタンを押すだけで、トランシーバー本体に触れずに通話が可能。

 同シリーズのこのほかの特長としては、トランシーバー本体、充電池、充電器の全てを同梱(どうこん)し、購入後すぐ使えることや社会課題解決や環境負荷低減に大きく貢献するなど同社独自の条件を満たした「サステナブル商品」としていることなどがある。

 JVCケンウッドは過酷な環境での業務遂行をサポートする機器やサステナブルな商品の開発に今後も取り組んでいく。