2025.10.01 台湾企業との合弁会社をベトナムに設立 メイコー
メイコーは、台湾の博智電子股份有限公司(ACCL)と業務提携し、AI(人工知能)サーバー用をはじめとする高多層基板を製造販売する合弁会社を今年11月にベトナムに設立することを決めた。
合弁会社の予定社名は、「Allied Circuit Meiko Vietnam」。資本金は1600万USドル(出資比率はメイコー30%、博智電子股份70%)。合弁会社は、メイコーのベトナム・ホアビン工場(フート省ホアビン市)の敷地内に新工場を建設する。
メイコーは、市場が拡大するAIサーバーをはじめとする高多層分野への参入を検討してきたが、早期に工場建設を行うため、ACCLとの業務提携を決めた。 ACCLは、ASEAN地域に工場建設のため協業先の選定を進めていた。今回、両社間で電子回路基板事業に関する協業について合意に至った。
ACCLは基板内部で層を重ねて性能を上げる技術に強みを持つ。メイコーは、中国や台湾以外に基板を大量生産できる拠点を有しており、 ACCLの技術を生かしてより高性能な基板製造につなげるとともに、地政学リスクを最小限に抑えることを狙う。