2025.11.06 VR・メタバース分野で協業 シャープと近鉄不動産
シャープのVRグラス「Xrostella VR1」
シャープと近鉄不動産(大阪府大阪市)は、相互の知見、技術、サービスなどを活用し、VR(仮想現実)やメタバース分野において協業を開始した。
シャープは、約198gの軽量ボディと高精細なディスプレイにより高い没入感を実現するVRグラス「Xrostella VR1(クロステラ ブイアールワン)」を開発。近鉄不動産は、2023年3月から大阪市のあべの・天王寺エリアをメタバース空間に構築した「バーチャルあべのハルカス」を運営。これまで来場者延べ1600万人以上を得ている。
両社は、今回の協業を通じ、シャープのメタバース空間に高い没入感を得られるVRデバイス技術と、近鉄不動産のメタバース空間構築のノウハウという互いの強みを融合することで、新たな体験価値の可能性を追求する。
両社は、11月1日、2日に近畿日本鉄道が開催した「きんてつ鉄道まつり2025」で、「バーチャルあべのハルカス」のコンテンツを「Xrostella VR1」で体験してもらうイベントを実施した。
25年12月1日~3日には、東京ポートシティ竹芝(東京都港区)で開催されるXR・メタバース関連のカンファレンス「XR Kaigi 2025」にも共同で出展する。
あべのハルカスから見下ろした夜景を一望できるジェットコースターに乗車し、実際に夜空を走るジェットコースターに乗っているような体験が楽しめるVRデモを展示する。
近年、世界的に市場が拡大し、技術進化も早いVRやメタバース分野で、相互の知見等を活かした、新たなユーザー体験の創造に取り組んでいく。







