2025.11.07 西菱電機25年4~9月期決算 増収赤字改善、通期も上方修正 

 西菱電機は、2026年3月期通期連結業績予想を上方修正する。売上高を195億円から198億円に、営業利益を1億9000万円から2億3000万円に、経常利益を2億円から2億5000万円に、純利益を1億3000万円から1億6000万円にそれぞれ上方修正。上期の情報通信システム事業の好調さを反映した。 

 2026年3月期第2四半期(4~9月)連結業績は、売上高が前年同期比7・7%増の83億3400万円、営業利益が5800万円の赤字(前期は2億7600万円の赤字)、経常利益が4100万円の赤字(前期が2億7500万円の赤字)、純利益が600万円の赤字(前期は3億6100万円の赤字)。 

 売上高は防災行政無線システムなど官公庁向け案件の増加、携帯端末販売台数増などにより増収。利益は情報通信端末事業の増収などで拡大した。 

 西井希伊社長は「情報通信端末事業は携帯端末販売の販売台数が増加している。キャリアの施策もCS向上など元々あったショップのあるべき形に戻っている。事業の通期の見通しは前年を若干上回る形で着地する見込み」と語った。