2025.11.13 中国に家電のR&Dセンター開設 製品開発を加速 アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは、中国の広東省深圳市に、研究・開発拠点となる「中国R&Dセンター」の開設を決めた。2026年1月の稼働を目指す。
新拠点では家電、IoT、ロボティクス、システムなどに関わる基礎研究から開発を行う。生産工場に近い中国国内に新たな研究・開発拠点を開設することで、よりスピーディーな製品開発を実現する。
同社は、1996年に中国・遼寧省に大連工場を竣工して以来、中国国内に10工場を展開。とくに大連工場は中核的なマザーファクトリーとして、国内外向けの家電・LED照明・プラスチック製品・木製品・不織布・法人向け清掃ロボットのハードウエアなどを生産している。
一方で、製品の研究・開発を担うR&Dセンターは、これまで日本国内に3拠点(宮城・東京・大阪)を持ち、製品の各種設計業務やデザイン、品質管理などを行うことで組織間の連携を強化している。
中国R&Dセンターでは、開設に向け技術職を中心に現地採用を強化。現地技術者や日本人留学生を対象に新卒・中途採用を行う。
25年10月20~25日には、上海・大連エリアの中国国内3拠点で、同社主催の「中国キャリアフォーラム」を開催し、会社説明会と面接会を実施した。
26年卒の新卒採用については15人程度の採用を計画し、日本での研修期間を経て配属する予定。





