2025.12.12 中高生が株式投資疑似体験 NTTドコモ、ワークショップを福岡で開催

投資シミュレーションに取り組む

 NTTドコモ九州支社は、児童育成支援拠点などを手がけるCIRCLEと協力し、6日にオープンした福岡市中央区の「YORI YOUTH+」で、中高生向けの金融リテラシー向上ワークショップを開催した。

 キャッシュレス化やNISA(少額投資非課税制度)導入など、若年層への金融教育が課題となっている。今回のワークショップは、dカードやd払いなど金融サービスもNTTドコモが取り扱っていることから、安全に使いこなしてもらうために、中高生の時から金融への理解を深めてほしいと企画したもの。九州支社では中高生向けの開催は初めて。

 ワークショップには10人が参加、株式投資を疑似体験するシミュレーションゲームを通じて、投資の仕組みやリスク・リターンの考え方を楽しく学んだ。貯金と投資の違いや、社会の動きと株価の変化など、考え込む場面もあったが、全員が大きく資産を増やすことに成功した。

 学校などではあまり習えない内容で、CIRCLE代表理事の田代あやさんは、「若いうちから知ってもらえば、のちのち役立つのでは」と話していた。