ソフトバンクは15日、新たな法人向け音声サービス「SmartCalling（スマートコーリング）」の提供を始めた。ネットワーク集約とワイヤレス化により、従来の固定電話環境に比べ管理負担を軽減する効果が見込まれる。

　同サービスは、クラウドPBX（PBX）や、電話システムとコンピューターシステムを連携させるクラウドCTI（Computer Telephony Integration）と接続可能なワイヤレス外線サービスで、回線や設備が不要となるため、企業の通信環境におけるコスト削減と導入スピードの向上につなげるのが狙い。

　利用目的に応じた二つのプランで構成。一つはソフトバンクのクラウドPBX「ConnecTalk」と接続する「クラウドPBXセットプラン」。従来必要であった物理的な電話回線や外線ゲートウェイが不要となり、FMCワイヤレス構成の実現が可能となる。

　もう一つはCTIサービスと接続する「CTI接続プラン」。構内ハードウエアデバイスが不要となり、CTIフルクラウド構成を実現できる。サービス開始当初は「Genesys Cloud CX」のみ接続に対応する。