TOWAは22日、研究開発体制と人材育成の強化を図る新拠点を京都府の関西文化学術研究都市（けいはんな学研都市）内に設置すると発表した。投資額は70～80億円。稼働開始時期は2029年度上期を予定している。 

　同社は、独自の「モールドアンダーフィル（MUF）」技術などを活用し、先端半導体チップの製造や次世代パッケージングに対応する新技術・製品の開発、ソリューションの提案に注力している。 

　また、第二次中期経営計画では、テーマを「TOWAイズムで次世代をリードする人財を創出」と定め、積極的な人財投資を進めている。25年4月には、企業文化や培った技術を伝承するための教育機関「TOWAアカデミー」を立ち上げた。 

　新拠点の開設を機に、技術革新と人財育成を加速させる。所在地は、京都府の木津川市木津川台9丁目と精華町精華台7丁目。敷地面積は2万4419.68㎡。半導体製造装置や金型に関する新たな技術・製品の開発やコア技術を活用した新技術・製品の開発に加えて、TOWAアカデミーによる企業文化や技術の伝承も行う。