2026.01.05 SABIC、AI・5Gデータセンター向けPCB用PPEオリゴマーの生産能力を拡大
PCB積層板向けPPEオリゴマーの生産能力を拡大し、AIデータセンターの急速な成長を支援する
サウジアラビアの大手化学メーカー、SABIC(サウジ基礎産業公社)は5日、ポリフェニレンエーテル(PPE)をベースとした特殊オリゴマーの生産能力を段階的に拡大すると発表した。AI(人工知能)や5G関連需要で拡大が続くデータセンター(DC)で利用される高性能プリント基板(PCB)の急速な需要増に対応する。
PCBラミネート用「NORYL PPEオリゴマー」の生産能力拡大は2026年後半の完了を予定しており、製品需要が伸び続ける中でも、PCBメーカーが短いリードタイム(L/T)を維持できるよう支援する。同分野での同社の主力製品は、低分子量に改質された二官能性PPEオリゴマーの「NORYL SA9000」で、5G基地局や高速AIサーバーのPCBに用いられる高性能多層銅張積層板(CCL)向けに設計されている。同オリゴマーは、高耐熱性、寸法安定性、難燃性を兼ね備えるほか、多層化が可能なため、誘電層の強度を高めた超低損失なCCL製品の実現に寄与する。
PPEオリゴマーの生産能力拡大は、これまでアジア地域で進めてきた生産能力の増強を基盤に実施する。
AIや5G向けデータセンターでは、限られた空間に高性能な電子機器が集中配置されるため、次世代の設計・エンジニアリングを実現する先進的な材料が求められている。同社は、PPEオリゴマー以外でも、軽量かつ高強度、優れた熱伝導率および電気伝導性、光学的透明性、耐薬品性、冷却性能など独自のメリットを有する幅広い高機能樹脂やコンパウンドを提供している。










