2026.01.15 「チーム日本でゼネラルと協力」 パロマ・リームHD、売上高1.4兆円規模に
ゼネラルはパロマ・リームHDグループとして1月に商号を変更した
「富士通ゼネラル」から商号変更したゼネラルは15日、パロマ・リームホールディングス(HD)のグループ会社としての今後の事業展望や目指す姿について発表した。両社の持つ技術によって生まれるシナジーを最大限に生かし、世界をリードする「エアー&ウォーターカンパニー」を目指す。
パロマ・リームHDは、給湯器や厨房機器の製造・販売を手がけるパロマと、給湯器や空調機の製造・販売を手がける米リームマニュファクチュアリングが中心となり、2023年に設立した。昨年8月にゼネラルを完全子会社化し、国内外の市場で事業拡大を進める体制を整えた。
従来は、北米で主流のダクト式のセントラルエアコンやガス給湯器、タンク式の電気給湯器などで強い存在感を発揮していたものの、日本で主流の壁掛けエアコンやヒートポンプ式給湯器の拡大には課題があった。パロマ・リームHDの小林弘明社長は「日本のメーカーから技術を学ぶ必要がある」と述べ、壁掛けエアコンの開発・製造とヒートポンプに関して高い技術力を持つゼネラルを買収した。
パロマ・リームHDの24年度の売上高は約1兆円。ゼネラルのグループ化後は約1.4兆円の売り上げを見込む。全体の4割ほどをゼネラルが占める形だ。
パロマ・リームHDの地域別の売り上げは、北米・中南米が全体の6割以上を占める。小林社長は「チーム日本という観点からゼネラルと協力し、日本での売り上げ構成比も上げていきたい」と話し、現在1割ほどの日本での売り上げ構成の拡大も狙う。
ゼネラルは、空調機器が事業の中心。空調と給湯の技術力の融合により、バリューチェーンでさまざまなグループ内シナジーを目指す。ガス給湯とエアコンの技術を生かした次世代品の開発やサプライチェーンの効率化、製品ラインアップの拡充、販売網の融合、保守・サービス体制の連携など幅広いシナジーの創出に取り組む。
ゼネラルの増田幸司社長は「パロマ・リームHDの一員として構想したシナジーを早期に実現していく」と話した。
パロマ・リームHDのグループ企業としてのスタートに合わせて「Creating a Life Conditioner」という新スローガンを掲げた。増田社長は「ゼネラルの技術や強みをグループとして、いかにお客さまの生活に寄与できるかが鍵だ」と話し、暮らしの快適性実現に向けて事業を加速させていく考えを示した。ゼネラルのグループ化について、小林社長は「責任と誇りを持ちながら、社会課題解決に取り組む会社に向け歩みを進めていく」と力を込めた。











