2026.01.16 パナソニック、ガスヒートポンプエアコンを刷新 省エネ性を向上
開発した「GHP XAIR Ⅳ」
パナソニック 空質空調社は、ガスヒートポンプエアコン(GHP)の超高効率タイプU形「GHP XAIR(エグゼア)Ⅲ」の次世代機としてA1形「GHP XAIR Ⅳ」(16~30馬力)を開発するなど、GHPをフルモデルチェンジし、4月に受注を始める。
新製品のXAIR Ⅳは、従来のフィンチューブ型熱交換器に替えて、極小化した冷媒流路を膨大に持つ構造により、大きな伝熱面積と高い熱交換効率を特長とするマイクロチャネル熱交換器の採用により、「APFp(期間成績係数)2.20以上」という高い省エネ性を実現する。
マイクロチャネル熱交換器では扁平管(冷媒チューブ)を水平方向に配置することが一般的となっているが、水平方向の配置では暖房時に水が滞留し、熱交換効率の低下を招く課題があった。こうした課題に対応して今回、扁平管を垂直方向に配置することで排水性を高めた。
熱交換効率の低下要因となる、冷媒流路でのむらと圧力損失への対応策としては、「二重管ヘッダー構造」を導入。冷媒の均一な流れと圧力損失低減を両立できるようにした。
さらに、オールアルミ製とすることで熱伝達率が大幅に向上。伝熱面積の増加と冷媒量の削減が可能となり、省エネ性を高めている。
また、「R32冷媒」や再エネ由来の水素等を原料とした合成メタン「e-メタン」への対応で環境負荷を軽減した。
R32冷媒は、従来機で使用していたR410A冷媒と比較し、地球温暖化係数(GWP)が3分の1以下と大幅に低く、2027年度からGHPへの規制が開始されるフロン排出抑制法で新たに設けられた基準に適合する。
昨今、50年のカーボンニュートラル実現に向けたエネルギー政策として注目され、技術開発と導入促進が進むe-メタンにも対応。将来的なe-メタンの普及に備え、都市ガスからの円滑な切り替えが可能な仕様となっている。
新製品では、8馬力から13馬力でも、同じくR32冷媒対応機種(A1形)を投入する。また、リニューアル専用機としてR410A冷媒対応のA2形を8~30馬力までそろえる。
合わせて、R32冷媒対応機種の発売に伴い、冷媒漏洩検知センサーを内蔵した室内機(2方向・4方向天カセ形など)を発売する。
新たな室内機は、従来の「ナノイー」に比べ100倍の量のOHラジカルを生成する新「ナノイーX(48兆)」を搭載する。これら新製品は25年4月に設立したパナソニック・ヤンマーGHP開発製造で開発。同社が培ってきた冷媒技術とヤンマーのエンジン技術を結集し、これまでより短い開発リードタイムで商品化を実現した。
新製品は、日本冷凍空調工業会主催「HVAC&R JAPAN 2026」(東京ビックサイト、1月27~30日)の同社ブースで展示する。










