2026.02.04 ヒロセ電機の25年4~12月期、一般産機向けが好調で8%強の増収 通期業績予想を上方修正

 ヒロセ電機の2026年3月期第3四半期(25年4~12月)連結業績(IFRS)は、増収減益となった。金属材などの材料コスト増が利益を圧迫したが、売り上げ全体は堅調に推移した。通期連結業績予想の上方修正も発表した。

 売上高は前年同期比8.4%増の1565億4900万円、営業利益が同5.0%減の325億300万円、税引前利益が同5.8%減の352億9400万円、当期純利益が同10.0%減の248億1200万円。スマートフォン向けは軟調だったが、一般産機向けが22年度の実需超過期を除き過去のピーク水準まで回復し、売り上げをけん引した。4~12月期の営業利益率は20.8%。受注額は累計で前年同期比11.6%増の1617億4000万円となった。

 分野別売り上げは、一般産機が前年同期比28%増と大幅増となり、コロナ特需前の21年度水準を上回るレベルまで回復した。スマートフォン・携帯端末は同6%減。コンシューマー・モバイル機器は同2%減。自動車・モビリティ関連は同8%増となった。

 同社は、一般産機向けビジネスの好調さなどを踏まえ、通期の売り上げ・利益予想をそれぞれ上方修正した。修正後の通期連結業績予想は、売り上げが2050億円(前回予想=2000億円)、営業利益が410億円(同400億円)、税引前利益が440億円(同430億円)、当期純利益が305億円(同300億円)。

 また、同社は生産設備開発拠点の「東北アドバンスト・テクノロジーセンター」(盛岡市)について、機能拡張を目的とした増築工事に着手すると発表した。増築部分の竣工(しゅんこう)は27年春を予定する。