2026.02.04 山一電機の25年4~12月期、CS事業がけん引し大幅増収増益 通期業績予想を上方修正

 山一電機が4日発表した2026年3月期第3四半期(25年4~12月)連結業績は、CS(コネクタソリューション)事業が基幹系通信機器やデータセンター(DC)向けで伸長し、大幅な増収増益となった。通期の連結業績予想も上方修正した。

 25年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比9.6%増の395億9500万円、営業利益が同29.1%増の93億1200万円、経常利益が同38.4%増の96億2300万円、純利益が同55.6%増の69億7700万円。

 4~12月期の事業別売上高は、CS事業は、基幹系通信機器向けの好調に加え、AI(人工知能)を含むDC向けが大幅増となり、前年同期比27.0%増の180億5800万円と同期間の過去最高を更新。同事業の営業利益も、金や銅などの原材料価格高騰の影響を受けながらも過去最高となった。

 TS(テストソリューション)事業は、テスト用ソケットがスマートフォンやパソコン、自動車向けで好調だったが、バーンインソケットが自動車用ロジック半導体向け中心に投資先送りの影響を受け、メモリー半導体向けは下期に入り回復傾向となったが、同3.1%減の203億8900万円。

 光関連事業は、通信市場向け製品が順調に推移し、同32.1%増の11億4700万円。

 同社は、CS事業の好調な推移を踏まえ、今年度通期の連結業績予想を修正し、売上高・各利益を上方修正した。修正後の通期連結業績予想は、売上高が520億円(前回予想=477億円)、営業利益が110億円(同93億円)、経常利益が111億5000万円(同91億円)、当期純利益が80億5000万円(同64億円)。

 これにより、26年3月期が最終年度となる第4次中期経営計画(3カ年)での最終年度目標(売上高500億円、営業利益100億円)を超過達成する見込みとなった。