2026.02.16 中国の峰飛航空、世界初の5トン級転換飛行に成功 「低空経済」移行へ弾み
峰飛航空科技が開発した5トン級eVTOL「Matrix」
中国の蜂飛航空科技(AutoFlight)は、独自開発した世界初の5トン(t)級eVTOL(電動垂直離着機)「Matrix」の完全転換飛行を成功させた。
地元のニュースサイト「中国新聞網」が伝えている。同サイトによると、5日に中国・江蘇省昆山市の白蓮湖低空飛行基地で、垂直離陸(ヘリモード)から水平巡航(固定翼モード)へ移行。さらに、減速や姿勢変更を経て、垂直着陸といったフルモードの完全転換飛行を実証した。中国政府は現行の電気自動車(EV)から低空経済への転換を目指しており、大型eVTOLの実用化が一段と近付いたというのが同社の考えだ。
Matrixは、最大離陸重量は5.7t、最大航続距離が250km。 貨物の最大積載量が1.5t。座席数はビジネスクラスで10席、VIP席で6人分を確保した。洗面設備、トイレ、空調、照明などの施設を完備している。創業者でもある田瑜(テン・ユー)CEOは「Matrixは、短距離飛行、軽量輸送というeVTOLの概念を変えた。eVTOLの新しい歴史をつくる」と語った。
同時に、km当たりの乗客の輸送コストやt当たりの荷物輸送コストの削減を図り、コスト革命を起こしたいとの意向を示している。
同社では、今回の転換飛行の成功により、旅客・貨物の両面で大型eVOLが実用化の段階を迎えたとの認識。今後認証取得、量産・商用運航といった手続きを経るが、商用時期は公表していない。







