2026.03.03 荏原製作所、工場・倉庫の熱中症対策支援 「気流解析×空調機」の新サービス

気流シミュレーションのイメージ図

 荏原製作所は、工場や倉庫での熱中症対策を支援するため、熱中症リスクをデータで可視化するサービスの提供を開始した。気流の解析技術に、手軽に導入可能な空調機のレンタルを組み合わせた新サービスとして提案する。

 2日に提供を始めた新サービスは「熱中症対策支援 気流シミュレーション&空調機レンタル」。荏原が流体を扱う機械メーカーとして長年培ってきた流体技術や解析ノウハウを、空気と熱の課題解決に応用した。解析から機器導入の提供まで、初期コストを抑えながらデータに基づく効果的な作業環境の改善を後押しする。

 具体的には、顧客の建築図面や使用状況の情報をもとに、気流や熱だまりをシミュレーションする。暑さの原因、気流の滞留場所をデータで可視化することで、従来の経験則だけでは対処しきれなかった課題を特定する。

 解析結果に基づき、最も効率的な機器配置やダクト計画を策定する。対策機器には、大規模な設置工事が必要な可搬式クーラーや送風機などのレンタル機材を活用するため、初期費用を抑え、迅速な環境改善が可能だ。

 さらに、機器を遠隔監視する荏原メンテナンスクラウドサービスを併せて採用することで、現場のWBGT(暑さ指数)測定値や温度、湿度を24時間で遠隔監視できる。温度や湿度に異常がある場合は、クラウド経由でパソコンやスマートフォンへ通知することも可能だ。

 同社は法令対応にも踏み込み、改正労働安全衛生規則で求められる事業者の義務履行もサポートする。サービス開始に合わせ、特設サイトも開設した。