2026.05.26 施工負担を大幅軽減、「リニューアル ダウンライト」発売 LED化を加速 パナソニック エレクトリックワークス
既存ダウンライトのLED化を加速する「リニューアル ダウンライト」
パナソニック エレクトリックワークスは、非住宅分野における既設ダウンライトのリニューアル工事で、現場調査や施工の負担を大幅に軽減する「リニューアル ダウンライト」を6月1日に発売する。
業界で初めて3種類の穴径対応を1台の器具で対応できるほか、器具本体全16品番のうち、8品番は無線調光「ウィズリモ2」の機能を搭載し、「明るさフリー」に対応する。
器具本体の大きさは、M・Lタイプの2種類をそろえ、Mタイプは穴径が100・125・150mm、Lタイプは150・175・200mmと、計5種類の穴径に対応する。
これにより、施工現場での現場調査で穴径を1カ所ずつ測る手間を削減できる。
現場事前調査では、指定時間が短い、穴の寸法サイズが100mmか125mmか分かりにくい上、天井が高く測りにくい、器具が大量にあるといった課題がある。 この結果、選定ミスによる返品、納期遅延といったことも生じかねない。1台の器具で3種類の穴径に対応できれば、迷っても、発注ミスしても対応できるため、手間を大きく削減できる。
異なる穴径に対応できるのは、回転式取り付けばね構造を採用したため。取り付ける前に、つまみねじを取り外し、穴の直径に合わせて回転金具を回すだけで、取り付けばねの幅が変えられる。つまみねじを手で締め直すことで幅を固定し、後は器具を取り付けるだけで済む。
またリニューアルプレートが不要で、製品選定や施工時間が短縮でき、見た目もすっきりする。
リニューアル現場では、既設器具を取り外した際に、天井に残った「日焼け跡」や「汚れ」「クロスの剝がれ」が露出してしまうことが多々ある。
従来は3種類のリニューアルプレートから事前にプレートを選択する必要があったが、新製品は、枠の幅を従来よりも広めに設計。ほとんどの現場で対応が可能となり施工時間が短縮できる。多少の開口誤差があっても、広めの枠がカバーするため、安心して設置できる。
さらに、ウィズリモ2の機能を搭載することで、製品や照明出力の選定などの作業負担も軽減される。
ウィズリモ2により、設置後でも送信器のみで簡単に明るさを設定でき、従来選定していた光束の選択作業が不要になる。
既設の蛍光灯と同等の明るさを現場で確認しながら設定できるため、「暗過ぎた」「明る過ぎた」というトラブルを防げる。
「初期照度補正機能」も標準搭載。LEDの寿命末期まで一定の明るさを維持するように出力を自動調整することで、導入初期の余分な電力を約7.5%削減する。
エリアごとの個別調光により、窓際や通路など、場所に応じた最適な明るさ設定も簡単にできる。新製品は、器具本体16品番、適合電源ユニット14品番を用意。価格は現行品器具とリニューアルプレート使用時と同等の価格設定となっている。リニューアルダウンライト ウィズリモ2 Mタイプの場合、器具本体2万7000円、電源ユニット250形2万8000円、計5万5000円(税別)となる。
27年問題に対応、ダウンライトのLED化を加速
市場では、2027年末までにすべての一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入の禁止が決まっており、国内の既設照明のLED化が加速している。
一方、電気工事業界では施工人員の不足が深刻化し、特にダウンライトのリニューアルでは、既設の埋め込み穴径や明るさの確認といった事前調査や、製品の仕分け(間配り)に多くの手間がかかり、現場の大きな負担となっていた。
こうした課題を解決するため、「現場で合わせられる」「誰でも迷わず取り付けられる」ことをコンセプトに新製品を開発した。
新製品は、複数の埋め込み穴径への対応と、設置後に明るさを変更できるウィズリモ2機能搭載で、電気工事業界の深刻な課題である人手不足や熟練工の高齢化に対し、事前調査の簡略化と施工の効率化という観点で解決策を示せる。
新製品は、同社「ハヤワザリニューアル」商品群の一つとして提案する。照明関係では新製品を含め、現在14種類に拡充した。同商品群でLEDダウンライトは初めてのラインアップとなる。
同社ライティング事業部ライフスタイルライティングBU商品企画部の中島将太氏は「施工時間はそれぞれの現場で異なり一概に言えないが、新製品の導入により、器具の作業選定時間は従来の約5分の2に削減できる」と話す。
非住宅分野(屋内用)で現在既存光源のストック台数は約2億2600万台で、うち2割(約4600万台)がダウンライトといわれる。
このうち、新製品のターゲット市場となるコンパクト形(既存光源)は約700万台残っているという。「当社新製品と既存のLEDダウンライトと合わせ、半数を獲得していきたい」(中島氏)考えだ。









