2026.08.26 矢崎エナジーシステム、タイのアルミ新工場が竣工 アルミ電線の生産能力を3倍に増強

アルミ新工場の外観

 矢崎グループの矢崎エナジーシステム(東京都港区)は25日、タイのサムットプラカーン県で建設を進めていた「タイ矢崎電線 アルミ新工場」が完成したと発表した。新工場の稼働により、タイ矢崎電線のアルミ電線生産能力は現状の約3倍に増強される。

 新工場の生産品目は、アルミ線とアルミ合金線。昨今のタイでの電力需要増加に伴い、タイの電力公社が整備を進める送配電網用のアルミ電線を主に生産する。加えて、軽量化とそれに伴う環境負荷低減に向け、今後、自動車向けアルミハーネスの拡大が予想されることから、アルミハーネスについてもその供給基盤を担う方向で取り組む。

 新工場の開所日は8月19日で、8月中の稼働開始を予定する。工場規模は、敷地面積14万5464mm²、工場建屋面積2万1791mm²。従業員数270人。生産品目は、送電用電線、配電用電線、自動車用電線。

 開所式は8月19日に実施され、タイ国関係者、建設業者、地域関係者、矢崎エナジーシステム関係者など約100人が出席した。

 同社は1962年に矢崎グループ初の海外拠点となるタイ矢崎電線の工場をサムットプラカーン県に竣工。以降、タイを重要な事業拠点として事業を拡大し、現在は同社のほか、ワイヤーハーネスやメーターなどの自動車部品を製造するタイ・アロー・プロダクツなどを含め5社を展開している。