2026.08.27 アイコム、防災訓練プログラムの無償貸与拡大 高校、PTA、地域の防災組織も対象に トランシーバー活用、災害時の通信学ぶ
アイコムは26日、「防災の日(9月1日)」から、「無線機を使った防災訓練の教育プログラム」を、高等学校やPTA、地域の防災組織などへ無償貸与すると発表した。これまで中学校向けのプログラムとして展開していたが、高校や地域の防災組織などからも反響があったことを受け、無償貸与の対象を拡大。利用者のすそ野を広げる。
同プログラムは、教員ら向けの指導マニュアルや生徒用のワークシートのほか、免許や資格がなくても交信できるトランシーバー20台をセットにして貸与するもの。「スマートフォンではなく、なぜトランシーバーが災害時に有用なのか」などの解説や、機器の使い方を説明する動画も用意した。
授業は、首都直下地震や南海トラフ地震などの大規模災害を想定したロールプレイング形式。生徒は避難者を探す役や食料を確保する役に分かれ、トランシーバーを使ったコミュニケーション方法を学ぶ。
プログラムは、阪神・淡路大震災(1995年)から30年を迎えた昨年、「無線機メーカーとしてできることはないか」と考えて企画した。日々スマートフォンを使いこなす中学生に「大規模災害時にはスマホが使えなくなることもある。連絡を取る手段はスマホだけでなくトランシーバーも存在する」と知ってもらう機会になればと、5月から全国の中学校向けに無償貸与を開始した。
開始後は中学校のほか、高校や地域の防災組織などからも反響があり、約20件の問い合わせを受けた。また、導入した中学校の教員から「高校でも十分に使える。中学校と高校で防災訓練をするところもある。PTAに貸与しても有効では」といった声も寄せられた。
こうした反響を受け、今後は中学校に加えて高校にも貸与を開始する。併せて、中学生や高校生を参加者に含む防災訓練、授業、イベントを行う大学やPTA、地域の防災組織も貸与の対象とした。






