2026.10.06 日本自動車工業会、13日からモビリティショー 会員14社が合同展示、CEATECと併催
日本自動車工業会(自工会)は13~16日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、企業間の共創に焦点を当てた「Japan Mobility Show Bizweek(ジャパンモビリティショービズウィーク)2026」を開く。会員メーカー14社の合同展示で、技術がつながって実現する未来社会も示す。デジタルイノベーション総合展「CEATEC 2026」と併催し、モビリティとデジタルの技術や知見を持ち寄り、新たな事業や社会課題の解決につなげる。
自動車メーカーに加え、スタートアップや大学・研究機関、幅広い分野の事業会社など217社が出展する。スローガンは「あなたが動けば、世界が動く」。人やモノの移動にとどまらない7つの「MOVE」を共創テーマに、社会や産業を動かす挑戦を後押しする。
自工会は、企業同士の出会いを生むビジネスイベントと、生活者にモビリティの未来を伝えるショーを交互に開催している。Bizweekで生まれた共創の成果を次のショーで届けるとともに、年間を通じて企業間のつながりを育てる循環を目指す。
14社が合同展示、未来の暮らしを描く
会場中央の合同展示には、自工会会員メーカー14社が参加する。「動かし続ける、日本。」をテーマに、自工会が取り組む「新7つの課題」を起点に、マルチパスウェイ、水素普及、共同物流、自動運転、走行中の無線給電、サーキュラーエコノミー(資源循環)の6つの取り組みを紹介する。各社の技術やサービス、実証プロジェクトを通じ、社会実装に向けた挑戦を伝える。
マルチパスウェイでは、地域や用途に応じたエネルギーの選択肢を示す。水素分野では、重点地域を幹線で結ぶ「水素大動脈構想」を紹介。共同物流では企業の輸送力やデータを持ち寄る取り組み、自動運転では安全で自由な移動を展望する。
具体的には、トヨタ自動車の水電解システム、日産自動車のAI(人工知能)ドライブ技術、いすゞ自動車の自動運転バスなどを紹介する。ホンダとトヨタは走行中の無線給電技術を展示。資源循環では、三菱自動車のPHEV(プラグインハイブリッド車)の使用済み電池を再利用した街路灯などを取り上げる。
展示の最後には、各技術やサービスが社会に根付いた後の暮らしを描く大型ビジュアルを設置する。スタートアップや大学・研究機関、来場者からアイデアや提案を募り、実現に必要な技術やサービスの共創につなげる。
企業などのブースは、生産・物流の安定運用、環境と経済の両立、AI・ロボティクスの活用、人・モノ・データの円滑な移動という4つのゾーンで構成する。AI・ロボット、ヘルスケア、宇宙、エネルギーなど、多様な技術や事業が集まる。
課題を発信、協業相手を募る
今年は「アクセラレーション・共創推進プログラム」を新設する。PLUG AND PLAY JAPANと連携し、自社の強みや課題を整理するワークショップや、各分野の知見を学ぶセッションを実施。参加企業が、協業に向けて次に何をすべきかを考える機会とする。
ワークショップは6プログラム・12セッション、インプットセッションは16テーマを用意する。いずれも無料で、ビジネスマッチングシステム「Meet-up Box」で参加予約を受け付けている。
事業会社が必要な技術や解決したい課題を示し、協業相手を募る「リバースピッチ」も行う。スタートアップなどが自社の技術や事業構想を3分間で紹介する「ショートピッチ」や交流企画を通じ、商談や事業共創につなげる。CEATECの出展者や来場者もプログラムに参加できる。
両団体の会長が未来社会を議論
「未来モビリティ会議」では、AI・ロボティクスの社会実装やエネルギー、物流、地域交通などを議論する。13日午前11時からの特別セッションには自工会会長の佐藤恒治氏、副会長の三部敏宏氏らが登壇し、企業や産業を越えた共創の障壁と、競争力を高める道筋を探る。
同日午後1時からは、幕張メッセ国際会議場で佐藤氏と電子情報技術産業協会(JEITA)会長の新野隆氏が対談する。「日本の未来社会に向けて」をテーマに、モビリティとデジタル技術がもたらす社会の姿や、産業競争力の強化を展望する。
入場は無料で、事前の来場登録が必要。一度の登録でCEATECとBizweekの両会場に入場できる。開催時間は午前10時~午後5時で、Bizweekの会場は展示ホール2・3。一部プログラムは別途予約が必要となる。









