2021.01.06 【九州・山口版】AI、ロボットと人間の共生を考える福岡市科学館で企画展小型人工衛星の展示や宇宙講座も
AIやロボットと共生する未来を考える「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」
AI(人工知能)などの先端技術やロボットと共生する未来とは何かを考える企画展「What's AI?-AIってなんだろう-」が、福岡市中央区六本松の福岡市科学館で開かれている。
会場では、漫画家の手塚治虫の代表作から未来を考える「鉄腕アトム ロボットと暮らす未来展」と、小型人工衛星を打ち上げたQPS研究所(福岡市中央区、大西俊輔社長)による「SPACE ENGINEERING SCHOOL~宇宙エンジニアになろう~」を同時開催している。
鉄腕アトムの複製原画やパネル展示のほか、キオクシアの「TEZUKA2020」プロジェクトで、AIとクリエータが共作した新作漫画「ぱいどん」の制作プロセスを紹介。「AIが身近になり、ロボットと人間の共生を描いた鉄腕アトムが未来社会のヒントになると考えた。AIと人間の関わり方を考えてもらえれば」と同館の矢原徹一館長は話す。
QPS研究所は、小型レーダー人工衛星「QPS-SAR」や衛星の部品を展示するほか、プロジェクトに携わった九州の約20の企業を紹介する。エンジニアが宇宙技術を紹介する講座や、宇宙産業で使われるAI技術の体感プログラムも実施する。同研究所は「宇宙や人工衛星を身近に感じてもらい、興味を持ってもらえれば」としている。
会期は2月23日まで。最終日を除く火曜休館。開館時間は午前9時半-午後5時半(最終入場は午後5時)。入場料は大人800円、高校生以下400円(未就学児は無料)。