2021.02.25 【関東甲信越特集】家電販社の今後の取り組みパナソニック、PS専用サイトで新商品など紹介

 パナソニックコンシューマーマーケティングLE首都圏社は、2月から開始したパナソニックショップ(PS)会キャンペーン「ココロの密(みっつ)キャンペーン」を軸に、年度末に向けて販売に勢いをつけていく。

 キャンペーンでは温水洗浄便座「泡トワレ」と全自動お掃除トイレ「アラウーノ」を重点商品と位置づけ、提案活動を徹底している。首都圏エリアは緊急事態宣言の影響を色濃く受けているものの、1月末時点で「泡トワレ」約1200台「アラウーノ」約700台の受注を獲得するなど、堅調に推移している。

 新井慎児企画部長は「1月は緊急事態宣言もあって販売は苦戦したが、1月の分も2月以降で巻き返したい」と力を込める。

 顧客宅のドアオープナー商材として積極的に提案しているのが、今月発売したパナソニック製次亜塩素酸携帯除菌スプレーだ。既に1万台以上を販売しており、コロナ禍で高まる除菌ニーズに適した商品として好評である。また、巣ごもり需要に対応した商品としてはデザインにもこだわったトースターの新商品を提案している。

 今月19日にはPS専用の情報共有サイトで、新商品や来期の地域店施策などを紹介する動画を公開。例年であればリアルの場で商談会を開催していたが、感染症予防を重視して動画配信や説明資料の公開での対応に切り替えた。

 新しい生活様式への対応を進めつつ、21年度は、IoT家電の販売を強化していく。ソフト面での訴求も含め商品の価値を高めていく考えだ。