2021.05.26 【Japan IT Week特集】明光電子〈IoT&5Gソリューション展〉
Leafonyの超小型電子モジュール
IoTエッジノード関連を紹介
明光電子は、エレクトロニクスの総合商社として、顧客視点でシステム開発全体の構想設計段階から提案し、メーカーと協業しながら全く新しいソリューションやモノづくりを提供している。
「第30回Japan IT Week【春】」では「IoT&5Gソリューション展」に出展し、IoTエッジノードの開発を促進する最先端技術・製品を紹介する。
出品製品の一つであるルネサスのアナログ強化マイコンは、RX23E-Aとオープンイノベーション・プラットフォームのLeafonyとの連携をデモで紹介する。
Leafonyの基礎となるのは2センチ角程度の超小型電子基板/電子モジュールで、組み立てが簡単なほか、Leafにスタンバイモードが付加されており、コイン電池でも動作する。
さらに同社独自の無線技術も出展する。LPWAではサブギガ帯(920メガヘルツ)でなく、429メガヘルツ帯のLoRa無線モジュールに着目し、サーキットデザインの無線ユニットを紹介する。同ユニットは920メガヘルツよりも転送レートが遅いが、無線の回り込み特性に優れた429メガヘルツ帯の特定小電力無線の特長とLoRa変調方式の特長を活用して、無線通信ができないと諦められていた携帯が圏外となる地下や水中などからの通信を実現可能とした。
マクセルのIoT電源システムをサーキットデザインのLoRaと組み合わせて紹介する。同電源システムは新コンセプトの独立型電源システムで、一次電池(アルカリ乾電池、または円筒形CR電池)を搭載し、使用するときに、使用する機器にだけ電力供給ができるのでシステム全体の待機電力を削減。屋外環境での使用に適する。
マゼランのセンチメートル級の位置精度を検出できる準天頂衛星「みちびき」対応のGNSS受信モジュール、磁性薄膜の技術を活用し磁界のエネルギーを活用した後付けIoTセンサー(アナログメーターの角度計モジュール、AC/DC切り替え可能な非接触電流センサーユニット)なども紹介する。