2019.11.13 【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】ミハル通信
ISDB-S3変調器
8K映像伝送システムなどデモ
ミハル通信は4K8K時代に対応した「ハイブリッドキャスト4Kビデオ」と「8K映像伝送システム」を中心にデモ展示を行う。
ハイブリッドキャスト4Kビデオは、地上波テレビ局やCATV事業者をはじめスタジアムやレース場、学校、公共施設などがマルチチャンネルの4K動画を通常の4Kテレビ(ハイブリッドキャスト4Kビデオ対応機種)に配信可能なシステムとして注目されている。同4Kビデオを使えば、地上波でも4Kコンテンツをストリーミング配信できる。
ブースでは4Kカメラで撮ったマルチアングルのコンテンツを用意し実際に操作できるデモを行う。ハイブリッドキャストは4Kテレビのデータ放送を使い、テレビのリモコンで2K(HD放送)から4Kに切り替え可能。
マルチアングルにも対応している。データ放送画面に表示される「カメラ1」「カメラ2」「カメラ3」からリモコンで好きなアングルを選択すると4Kコンテンツが再生されるデモを実施する。
CATV局のコミチャンでのスポーツ、お祭りなどイベント中継や、スタジアムやコンサート会場など施設内のライブ中継を映すテレビにも応用できる。さらにユーザーのスマホと4Kテレビが連携するハイブリッドキャストコネクトにより、4Kテレビに配信される4Kコンテンツをスマホでも視聴可能だ。
8K映像伝送システムでは、開発中の8K HEVCエンコーダとISDB-S3変調器を使って、TLV-MMT信号をISDB-S3方式に変調し、8Kコンテンツを民生用8Kテレビに映し出すデモを見せる。8K HEVCエンコーダの性能向上で、さらに高画質化を実現した。
アストロデザインブースから8Kコンテンツの8Kライブ映像伝送のデモも披露。ISDB-S3変調器は放送局向けとして局間TLV対応機能やノイズ付加機能が追加され、放送局のMMT・TLVコンテンツ、データ放送の確認・検証にも利用できる。既に受注を開始し、民放キー局から引き合いがある。さらに、使い勝手を向上させた「RFアナライザー」も展示する。
【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】目次
●放送機器メーカー各社 4K8Kなどキーワード AIなども積極取り組み
●パナソニック システムソリューションズ ジャパン
●池上通信機
●東芝インフラシステムズ
●ミハル通信
●朋栄
●カナレ電気
●営電
●映像センター