2019.11.13 【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】カナレ電気
4Uのラックマウントタイプのストレージサーバー
大容量ストレージサーバーなど展示
カナレ電気は、4K8Kといった次世代放送に対応したIP関連製品および12G-SDI製品を中心に最新ラインアップを展示する。
放送用ケーブルやコネクタなどを提供している同社は、新たな事業領域としてIP関連製品への取り組みを進めてきた。ブースでは「大容量ストレージサーバー」と「AV over IPソリューション」を展示。
大容量ストレージサーバーは、大容量と高速性を両立した4K8Kなどの高画質コンテンツの保管場所に最適なNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)。4U(288テラバイト)のラックマウントタイプとデスクトップタイプ(16テラバイト)の2機種を展示。高解像度化に伴うデータの肥大化によって発生するデータ保管領域の不足を解消できる、シンプルでコストパフォーマンスの高いNASを提案する。
AV over IPソリューションは、SDVoE(Software Defined Video over Ethernet)と呼ばれる先進技術を用いた4Kなどの高画質コンテンツを10ギガビットイーサネット経由で伝送するシステム。解像度スケーリングを内蔵し、マトリックス(映像分配)やマルチビュー、ビデオウオールといった異なる画面表示をソフトウエア上で自在に変更できるため、専用の機材は不要になる。
また、HDMI2.0をサポートし、4K/60p信号をエンド・トゥ・エンド120マイクロ秒以下の低遅延・長距離伝送が可能。シンプルかつコストメリットの高いシステムを構築できる。同ソリューションは、「CAADITZ」ブランドとして提供していく。
12G-SDI製品では、クワッドリンク12G-SDIを光カメラケーブル1本で伝送可能な「8K対応ポータブル光伝送装置」をはじめ、「CWDM対応光コンバータ」「ActiveBNC」「マイクロBNCコネクタ」など、新製品が加わり、さらに充実したラインアップを紹介する。そのほか、100メートル伝送と屈曲への耐久性を両立した「光HDMIケーブル」など、各種新製品を展示する。
【Inter BEE特集 各社ブース見どころ】目次
●放送機器メーカー各社 4K8Kなどキーワード AIなども積極取り組み
●パナソニック システムソリューションズ ジャパン
●池上通信機
●東芝インフラシステムズ
●ミハル通信
●朋栄
●カナレ電気
●営電
●映像センター