2021.11.09 【換気の日特集】パナソニックIAQ制御搭載の気調システム
IAQ制御搭載熱交換気システムFY-12VBD2SCL(左)と後付け可能な業務用熱交換気ユニット床置型FY-500ZR1N
省エネと快適性を両立
パナソニックは、省エネと快適性を両立するIAQ制御を搭載した気調システム(熱交換気システム)の普及に力を入れる。
日本の四季に対応し、温度や環境が変わっても快適な空気環境を創り出すIAQ制御を搭載。二つのDCモーターと温度・湿度センサーで給排気量を自動調整、一年中快適・省エネ運転を実現する。
風量を絞ったECO運転や、排気量を減らし室内を正圧にして家の隙間からの汚れの侵入を抑える気圧調整、室内湿度で風量を調整して乾燥抑制する運転を自動制御する。
熱ロスが少ないため室内の温度はほとんど損なわれず、冷暖房費を大きく節約できるほか、IAQ制御で省エネ度はさらに高まる。
微粒子用フィルターでPM2.5や花粉の侵入を防ぐとともに、手入れ性も向上し、虫かご構造のシャッター付き粗塵防虫フィルターにより虫が逃げ出すのも防ぐ。
天井カセット形には大風量140立方メートル/時タイプのFY-14VBD2SCL/12VBD2SCLなど4機種をそろえる。
2022年4月からAiSEG2対応のFY-14VBD2NCL/12VBD2NCL(温・湿度センサー付き)も発売する。AiSEG2対応済みの同社レンジフード、天井埋込形空気清浄機と連携できる。
また、業務用の熱交換気システムでは、ナノイーX付き「業務用 熱交換気ユニット 床置形」FY-500ZR1Nをラインアップ。コロナ禍で換気の重要性に注目が集まる中、既存の店舗や施設にも後付け可能な省施工タイプだ。
省スペース、シンプルなデザインで、不特定多数が出入りする各種店舗、オフィスなど、非住宅における密閉空間の換気対策に最適。外気、給気、還気の三つのフィルターで、きれいな空気を十分に取り入れる。CO₂濃度に応じて換気風量も自動で切り替える。