2019.11.27 【IIFES2019特集】東亜ディーケーケー 幅広いニーズ対応の水質計測器

新製品のポータブル水質計「Mylana」

 東亜ディーケーケーは、独自のコア技術「電気化学センサー」を用いた現場型pH計を中心に、ラボ・ポータブルタイプからプラント・工場向けまで、幅広いニーズに対応する水質計測器を展示・紹介する。

 ラボ・ポータブルタイプとして、今年7月から発売開始した新製品のポータブル水質計P40シリーズ「Mylana(マイラナ)」を出展する。同シリーズは従来製品P30シリーズのモデルチェンジ製品。シリーズ名のMylanaは、顧客のパートナーとして水辺で使う身近な水質計でありたいという願いを込めたネーミングになる。

 「ポータブルで使えるマルチ水質計」をコンセプトに、新型デジタルプローブの採用やデザインのスリム化、新たにバックライト機能が付くなど利便性が向上した。

 新型デジタルプローブは、プローブ情報を自動で識別する。2ch機は、各チャンネル(pH、ORP、電気伝導率、光学式溶存酸素)につなぎ、プローブを自由に組み合わせることができる。データメモリー機能は、従来機種の1000データから1500データに拡張している。

 そのほかラボ・ポータブルタイプでは、日本総代理店のHACH社製卓上用濁度計や吸光光度計、蛍光式溶存酸素計、濁度・SS計などを出展する。

 プラント・工場向けでは現場設置型pH計やパネル型pH調節計、電気伝導率・抵抗率・溶存酸素を測定・検査する変換器や各種検出器を展示する。

 厳しい環境下の測定に適したバイオプロセス(発酵)用pH電極も展示する。ガラス電極は、機械的強度が同社製一般膜と比較して約10倍のStrong膜を採用する。

 比較電極は、メンテナンスが楽なKCI無補給式ゲルタイプを採用。ダブルジャンクションで電位が安定し、銀イオントラップ(キレート樹脂)により、ジャンクションが詰まりにくい構造となっている。蒸煮滅菌温度は135度に対応する。

【IIFES2019 特集】目次

「SCF/計測展TOKYO」融合、日本の最新ものづくり発信
スマートファクトリーへの関心高まる
アズビル ものづくり自律化システムなど4つのゾーンで展示
東芝インフラシステムズ コントローラと産業用コンピュータ融合の「Vmシリーズ」を参考出品
横河電機グループ DXでつないでつくるテーマに顧客の課題解決を提案
エヌエフ回路設計ブロック 業界最速インピーダンスアナライザ出展
HIOKI 非接触で検出可能なCANセンサー展示
NKKスイッチズ 耐振動・耐衝撃性優れる小型非常停止用押ボタンスイッチ
七星科学研究所 充実のUSB2.0防水コネクタ
サトーパーツ スクリューレス端子台など訴求
●東亜ディーケーケー 幅広いニーズ対応の水質計測器
図研エルミック 工場のスマート化ソリューションなど提案