2019.11.27 【IIFES2019特集】横河電機グループ DXでつないでつくるテーマに顧客の課題解決を提案

YOKOGAWAの展示コンセプトと個別テーマ

 横河電機グループでは、横河電機、横河ソリューションサービス、横河計測が共同で出展する。「デジタルトランスフォーメーション(DX)で、つないで、共創る(つくる)、お客様ビジネス価値の最大化」をテーマに掲げ、計測、制御、情報の技術を生かして顧客の課題解決を後押しするソリューションを訴求する。

 ブースでは、ファクトリー、バリューチェーン(価値連鎖)、サプライチェーン(供給連鎖)をスマート化してつなぎ、現場の生産情報を収集・解析し改善のサイクルを回すことで、ビジネス価値を最大化するという出展コンセプトにより、八つのテーマで展示ゾーンを構成。ソリューションと製品の実機を大きな壁面に展示して顧客課題の解決策が一目で分かるようにするほか、複数のコンシェルジュも配置する。

 仮想現実(VR)など最新技術を体験できるコーナーも用意。プラント向け運転訓練シミュレータの提案で実績がある同社グループは、3Dで再現した仮想プラントで異常発生などを模擬的に体験できる教育システムを紹介。AIコーナーでは「強化学習」による新たな運転方式で最適操業を実現するデモンストレーションを行う。

 最新製品も見どころで、横河計測からは電子機器の開発やプラントメンテナンスなど広範な用途で使われるディジタル圧力計「MT300」を展示。計装機器を校正するニーズにも応え、様々な点検作業を1台で実現できるマルチファンクションプロセスキャリブレータ「CA500/CA550」も紹介する。

 横河ソリューションサービスが「世界ものづくりフォーラム DXによるつながるものづくり」と題するテーマセッション(29日午後1時-4時)を開くほか、横河電機による「AI技術最前線~魅せます!プラント自動制御への適用事例」(27日午後2時-2時40分)など六つの出展者セミナーも行われる。

【IIFES2019 特集】目次

「SCF/計測展TOKYO」融合、日本の最新ものづくり発信
スマートファクトリーへの関心高まる
アズビル ものづくり自律化システムなど4つのゾーンで展示
東芝インフラシステムズ コントローラと産業用コンピュータ融合の「Vmシリーズ」を参考出品
●横河電機グループ DXでつないでつくるテーマに顧客の課題解決を提案
エヌエフ回路設計ブロック 業界最速インピーダンスアナライザ出展
HIOKI 非接触で検出可能なCANセンサー展示
NKKスイッチズ 耐振動・耐衝撃性優れる小型非常停止用押ボタンスイッチ
七星科学研究所 充実のUSB2.0防水コネクタ
サトーパーツ スクリューレス端子台など訴求
東亜ディーケーケー 幅広いニーズ対応の水質計測器
図研エルミック 工場のスマート化ソリューションなど提案